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夏物すくい名古屋帯の御誂え

更新日:2月28日

東京都港区在住のお得意様より、夏物のすくい名古屋帯お誂えのご依頼をいただきました。



『すくい』と言うのは織の組織の名称で、綴織りに似た技法で経糸をすくいながら下絵の模様を織っていきます。

京都の熟練工が織り上げるすくいは柔らかく繊細で、絵画的な表現ができることが特徴のしゃれ帯です。


写真はお太鼓部分の下絵です。

左下には柄の色見本が貼ってあります。


前の部分の下絵です。



柄の部分に使われる糸です。




熟練工の手仕事により、約2ヶ月かけて織り上がってまいりました。


同系色の濃淡の絹糸で織り上げた唐草紋のすくい夏帯は上品で表情豊かな趣きに仕上がりました。






前の部分です。


芯をお入れして、お仕立ていたします。







お仕立て上がりでございます。



 

愛知県名古屋市にお店を構えて創業90年を迎える「知田和」は、お客様のご要望に寄り添い、熟練した職人との架け橋になり〔振袖〕〔留袖〕〔訪問着〕〔七五三〕〔お宮参り〕〔和装小物〕などのお誂え(オーダーメイド)をしております。


また、染め、金加工、刺繍、仕立て直し、お手入れなどの悉皆はお客様のご意向を伺い、お客様と共にお誂えの過程を進んでいく事で『思い描いたとおりの1枚を誂える愉しみ』を大切にしております。


婚礼衣裳、茶道華道に適したお着物のご提案もさせていただいております。


ご質問などがございましたらお気軽にメールやお電話にてお問合せ下さい。

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